久しぶりのブログです

なんか、このブログの存在を忘れていました。

この前 島崎藤村の破戒を読んでみました。

部落差別で苦しんでる人はすごかったんだなと実感できますが、これは本当の話なのか、フィクションなのか いまいち はっきりしません。

 

時代は明治20年代ですから、 そういう、差別が強かった時代だったのかもしれませんが…

 

さて、このブログを始めた時も自分は20代でしたが今や40代後半。

月 日は早いものですね。

朝鮮半島の起源は、倭人の国。

古朝鮮弁韓辰韓は、倭人の国です。
また、同じ古朝鮮馬韓は、漢族の国です。
また、朝鮮半島にあったミマナやカラ国も倭人の国です。(古事記日本書紀、漢書地理誌、魏志倭人伝宋書倭国伝より)
文化は百済から来ましたが、当時の百済は漢族が主体で、今の韓国人とは関係ありません。
今の韓国人は、後の世の高句麗や穢を母体としており、アムール川周辺の北方民族です。

波取り記者

記事を書かずに、総務省の接待要員の自称記者たちを波取り記者と言う らしい。

これはテレビ局が 周波数の波から来ているらしい。
マスコミは 菅総理大臣の息子を散々批判しているが 、自分たちも同じような接待をやっているので、 どの口が言っているのだろうと呆れるばかりである。

是非ワイドショーで報道してほしいものだ
まあ、マスゴミは自分たちの事は棚に上げるだろう。

経済で読み解く日本史 江戸時代 上念司さんの本

上念司さんの本です。

読んでみて感じたのは、今まで歴史感は 、"人"や"政治"の動きを文学的に見ていたということです。
しかし、人や政治に絡んだ物事が起きる背景には、 利害損失があるのは当然であり、
当時の"経済"に目を向けなければ、なぜそのような歴史になったかを学べないとい思います。

江戸時代は、徴税権の設定ミス、商品作物の価格上昇、米の価格低下、生産向上による貨幣不足(デフレ)、日米修好通商条約第5条による為替レートの設定ミスに、 端的に表されていると思います 。

江戸幕府は当時の日本を代表する中央政府でしたが、徴税権は徳川家の 400万石のみ。一方、歳出は毎年2000万石です。


宿命的に毎年赤字になる運命でしたが、 250年以上も 江戸時代が続いた理由に、貨幣鋳造による貨幣の増加から得られる通貨発行益(シニョレッジ)があります。

いわゆる貨幣の鋳造ですね。
小判の金銀の比率を落として、多くの貨幣を発行することにより得られる 政府の差益です。


江戸幕府は 年貢から徴収する 税金は少ないので 、貨幣鋳造による貨幣発行を繰り返し、通貨発行益(シニョレッジ)を手にすることによって 財政を保ってきました。

今でいう管理通貨制度に近い制度が、すでにこの江戸時代にできていたんですね。


貨幣増大によるリフレ派
綱吉時代の元禄文化(荻原重秀) →高度経済成長期
吉宗時代(大岡忠相)、田沼時代
化政文化の水野忠成 →江戸最大の好景気

緊縮財政(貨幣回収)によるデフレ派
新井白石 
松平定信
水野忠邦
→すべて不景気

しかし、開国で、この管理通貨制度(金や銀の保有量に関係しない小判)の国内レートが 命取りになります。

外国と貿易取引をする際にはその国の通貨の金銀保有率を等しくして 貿易を するのですが、

当時日本の天保一分銀4枚で天保小判1枚を交換することができました。
実際、天保一分銀にはほとんど銀が使われておらず、外国人はの天保一分銀を日本で買いまくって、天保小判に変えて、その含まれている金を香港で売りさばいて利益を得ました。

これによって 日本の金の流出が激しくなり、
幕府は、国内の金銀レートを世界と合わせるために、金含有量の低い万延小判を出しましたが、

これによって貨幣の国内の供給量が3倍に増えてしまい、ハイパーインフレーションが起きてしまいました。
これによる物価上昇で武士や庶民の生活は苦しくなり、

開国 + 江戸幕府 ≒ 悪

という図式が国内に広まりました。
討幕の原因は、貨幣鋳造によるハイパーインフレだったんですね。


また、外国から天保小判を買うための銀が国内に大量に入ってくることなりました。

今まで、銀のみの交換が許されていた"藩札"を発行していた西国諸藩の財政は 国内の銀が増えたことにより、銀に対して藩札の高値が相対的に高くなり、
いくら発行しても藩札の価値が下落しないことになりました。
このころから、西国諸藩が生意気になってきます・・・


また、江戸幕府明治維新で倒れたのではなく、日米修好通商条約第5条による金の流出による資金枯渇で倒産しています。
自滅したのであり、戦で倒れたわけではないのですね。


結局、歴史とは、お金の動きに連結しています。

この経済の歴史を学ぶことで、真に過去から学べる歴史になるかと・・・

流浪の月

今年の本屋大賞を取った

流浪の月
作者 凪良ゆう
を読みました。

主人公の更紗と文は、 世間的には被害者と犯罪者という扱いを受けていますが、 本人同士は、そういう世間の常識 とは反対の 感情を共有して生き続けていくストーリーです。真実と事実は一致しないことを表現したかったのでしょう。

また、世間一般でいう常識は、皆に当てはまる ことではない、ということも 表現したかったと思います。
その箇所については 、夕食にアイスクリームのみを食べる 家族が、とても幸せそうであったことで表していました。

そして、話の筋には、常に動きがとてもあって面白かったです。
空間の動きだけではなくて、 登場人物の大人時代や子供時代を通した時間的な動きもあったので、 読む意欲がそそられました。

心の移ろいを自然や風景と重ね合わせた単なる恋愛小説ではなかったです。