2004-12-01 銃口 という本面白いです。ちなみに作者は三浦綾子です。 舞台は、戦前の学校での人間ドラマ。ファシズムとそれに反発する社会主義との足音が迫ってくるのがありありと目に浮かぶ内容です。そのなかで、人間の博愛主義こそ善だという作者の意思が伝わってくるのですが、そう結論するのは、やや短絡的かな。 といっても、単純に小説としては面白い。