寛容さ、粘り強さ、優しさ

人に対して許せる心は5〜9歳になるまでに形成されるらしい。

特に、その年齢の子供の場合、夫婦間のやり取りを見ている。お互いある程度の差異を許容している夫婦では、その子供も人との違いを許容できる、所謂、寛容な心、余裕のある穏やかな精神が培われる。


逆に、夫婦間の価値観又は性格的な差異に対し、目くじら立てて怒鳴っている夫婦では、子供もそのやり取りを俯瞰している結果として当然、忍耐の精神を学ぶことができず、大人になった時、我慢強さに欠けた精神に傾斜しやすい。

つまり、人と合わせれない結果として、仕事、結婚、友人関係に支障をきたす大人が形成され、子供にとっては不幸な結果をもたらすことになる。



つまりこの年齢の子供は、知識を詰め込むのにはあまり意味がなく、寛容さ、粘り強さ、優しさの精神を培うことにより、その後豊かな人生が展開される土台を作るほうが先決である。

一見遠周りに感じるが、集中力が養われ、勉学をする力自体をを鍛えることになるので、実は一番確実な学力向上方法といえる。