2008-02-07 続。名誉 彼は、3時半まで何も食べていなかった。 私なら、指定席の特急なら、弁当を買って、見慣れない電車からの景色をめでながら、弁当に舌鼓を打つところだが… 彼曰く、お金がないらしい。 余程、京都でお金を使う行事があると思えてしまう。 『おっと忘れるところだった。はい、これ。』 彼は私にお土産を買って来てくれた。 とても綺麗な宝石のような京菓子だった。 弁当を我慢して、彼は、このうだつの上がらない私のために、買って来てくれた。 そのお菓子は、とても甘く、自分がはじめて口にする食感であった。