ナラタージュ

最近はコロナで外出自粛のムードなので、家で本ばっかり読んでいます。

今回選んだ本は島本理生さんのナラタージュ

結局、本の題名のナラタージュの意味は分かりませんでした。
読んでみると完全に恋愛小説といっても過言ではありません。純文学という分野があれば、純恋愛小説という分野もあるんでしょうね 。

あらすじは、ある女子高生が高校の先生に恋愛するというベタな展開から始まります。
そして終始ベタな展開で終わり、途中で彼氏みたいな人も出てきますが、 結局その先生の思いが強いということを補足するための駒でしかなかったという人になります。
つまり、長くは続かなかったですね。
そして、最終的に良い思い出に落とし込んでしまうという展開でした。
結構、純文学の要素が強く、自分の心と景色や自然を重ね合わせて表現するというところが多すぎて、 あまり読みやすくはなかったです。
うん、自分は歴史小説好きなんだろうなぁと思う一冊でした。

しかし、心の変遷を楽しみたいという人には、持ってつけの一冊と思います。