また同じ夢を見ていた
住野よる さんの作品です
娘の本棚に入っていたので勝手に拝借して読ませて頂きました
この本は小学生の女の子が主人公で、学校ではけっこう浮いている子です。
正義感が強く、そして気も強く、とても賢い女の子ではあるんですが 、それゆえに周りの空気が読めなくて、小学生の集団の中では浮いてしまう自分に悩んでいる女の子です。( ・3・)
ある日、隣のいじめられてる男の子を助けようとして、というか一緒に戦おうとして、自分もクラスメイトから無視されてしまう(。>д<)
そういう状況の中で学校からの課題発表で、
幸せとはどういうことですか?
という発表しなくてはいけなくなりました。
この子は学校では友達がほぼいないんですが、放課後、学校から出ると、この女の子を守ってくれる3人の大人の友達がいます。
幸せとはいう課題のため、3人の大人から 教えてもらおうとしていく中で 、女の子は成長していきます。
幸せとはどういうことですか?
というと重い感じますが、この3人の大人たちが発していく幸せの定義はシンプルで、かつハッとさせられる内容ばかりでしたね。 ( 。゚Д゚。)
そこがとても読みやすくしてくれました。
自分は 40代サラリーマン なので なかなかこういうことを考えることもなくなってきました (  ̄▽ ̄)
若い人、 特に中高生の年代が読むのが、もちろん一番良いと思います。
しかし、人生中盤に入ったおじさんやおばさんが、
今までの人生を振り返り、また、これからの人生を歩んでいくターニングポイントとして読んで欲しい本でした。